2022年3月29日火曜日

穴馬後出し考察2鞍目

22/3/27阪神7R 3歳1勝クラス ダ1200m稍重

⑦シホノディレット 1着

10人気・単勝75.3倍の3馬身差圧勝劇。ドバイゴールデンシャヒーンの伏兵Switzerlandのような加速。

前走までの成績は11-6-11-6-6で、買える馬では無いように思われる。前走、前々走も同じ阪神ダート千二で着外なのだ。

「答え合わせが済んでいる。」

そう思う点に、予断が生じると思う。

 

馬主と調教師の目線に立つと少しは分かる。「答え合わせが済んでいる」条件で再び使うのは何故か?何かしら勝算なりがあると考えるのが自然だろう。

少なくとも、我々より事情を知る調教師が「他の条件を使う」ことより「同じ条件を使う」ことを選んだ。つまり、同じ条件の方が可能性が高いと考えたのは間違いない。

この事実はどんな競馬新聞より示唆的だ。それなのに、我々素人が「同じ条件で使う」ことをそれだけでマイナス評価としているのは、妥当性がないのではないか。

同じ条件で使うことは、少なくともマイナスではない。世間ではマイナス評価されるが、そうではないように思う。

 

同条件、同条件、と叫んできたが、事情が違う面もあった。今回は3キロの減量がある松本大輝騎手を起用し、先行競馬をした。スタートに問題はない馬だったので、陣営が先行策を指示したのだろう。「先行策はまだ試していない。」ということだ。

減量は加速に効く。1キロ違っても大した影響はないと思うが、3キロ違えば流石に馬も実感するのではなかろうか。

また、調教師の考えとは別に(天気予報の範疇かもしれないが)、当日は馬場が湿った。ダートの湿った馬場は初めて。以前に芝1400m良でこっぴどく負けているので加点はしづらいが……。ダートの重馬場と芝の良馬場をリンクさせて考えるのも再検討の余地あり、か。

 

ともかく、稍重が奏功した圧勝劇だった。やや外枠ではあったが、内にハナを主張する馬がいなかったのも良かった。展開も向いた。次は流石に負けるだろうが、重馬場でまた穴を開けるかもしれない。

 

 

蛇足だが、前走では道中で接触不利があり、位置を下げた。調教師はこうしたことからも同条件を選んだと思われる。

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