2020年8月16日日曜日

坂ノ市と臼杵を分かつ山々の名前は何か

全員の意見が一致することなんて滅多にない世の中であるが、「坂ノ市と臼杵を分かつ山々の名前は何か」と疑問に思ったことがあるという点に関しては、日本国民全員の合意が得られると思う。

言うとりますけども、いやぁ、昔からかなり気になっていた。

今回暇を持て余したために満を持してまずネットで調べたところ、次の4パターンが見つかった。

・佐賀関山地

出典『土地条件調査解説書「大分地区」』国土地理院, https://www1.gsi.go.jp/geowww/landcondition/report/D001-temp-006u.pdf

国土地理院に拠ると佐賀関山地らしいです。じゃあ決まりじゃんという話だが、〇〇山地って少しダサない?そう思うでしょ?思わない?そうですか......。

・九六位連山

出典『山に癒されて 九六位連山の一つ九六位山に二度登る!』, https://tinnan1515.exblog.jp/27016940/

・樅の木山脈

出典『山に癒されて 佐賀関半島の樅の木山に登る!』, https://tinnan1515.exblog.jp/27518934/

同ブログで別の名称が使われていた。そのためこの管理者は僕が想定する山脈を2分割していると想定される。地理院地図を見る限り、2分割する要素は見当たらないが......。

樅の木山脈に関しては、ブログが出典というよりそこに掲載される木佐上の看板の写真が出典である。以下に看板の文章を引用する。

樅の木山は、佐賀関半島に伸びる樅の木山脈の最高峰で、標高484Mの1番高い山です。大分方面から観るとまるで富士山のようです。

再進峠付近の三角点が523mであるため、この看板は恐らく先のブログ主と同様に山脈を分割して考えている。

・九六位山系

出典『坂ノ市地域まちづくりビジョン』坂ノ市地域ビジョン会議, http://www.city.oita.oita.jp/o010/kurashi/volunteer/documents/10sakanoiti-honpen.pdf

反吐が出るようなpdfにまで目を通した筆者に賛辞を。ビジョン会議って何やねん。


以上の4例が見つかった。ちなみに山脈と山地の違いは山が列状に連なっているかである。(「地図編集室によくある質問に答えて」帝国書院, https://www.teikokushoin.co.jp/journals/child_map/pdf/200801/8.pdf

地形図をよく見ると、僕が想定した山脈の西側はやや連なっていないように見える。見えない?見えるということで話を進めると、恐らくは僕が想定した地域は「佐賀関山地」であり、そのうちの列状に並ぶ東部を特に樅の木山脈と呼ぶのではなかろうか。帝国書院の同文献に拠ると、山脈とは山地に含まれる概念らしく、まぁ僕の解釈はそれに矛盾していないと思う。

というわけで、結論としては、全体を「佐賀関山地」と呼び、うち東部を特に「樅の木山脈」と呼ぶ。インターネットで得た知識から判断しうることはここまで。

じゃあ図書館や市役所で話を聞けって話になりますよね?面倒くさいんでやりません、気が向いたらやるかも。誰かやってください。では、アディオス!(必修スペイン語演習②落単並みのスペイン語力)

50カブを買うまでの話

てなわけでね、買いましたよスーパーカブ50。

カッコいいね

一年ほど前から買おう買おうとは思っていたんですけど、免許を取るのが面倒くさいということで放置していました。まぁ、東京は電車あるし。

だが、このコロナ危機の時代にあっては海外旅行は絶望的ということで、ならば国内旅行だ!じゃあ原付だ!となったのが今年の4月上旬くらい。普通免許持って無いから、しっかりと原付の試験受けなきゃいけない。でも、緊急事態宣言下なので試験場が開いていない!

しめしめ。僕は思うわけです。先送りにできる、と。

緊急事態宣言が明けても、「コロナが危ない!」という理論一本で結局先送りにしていましたが、偶然友人の家でゆるキャンの漫画を読みまして、「あぁ、原付で旅がしたいな」と。即影響されたわけでして、すぐにゆるキャン既刊を全て大人買いし、アプリで免許試験の勉強を始めました。

かわいいね

オンライン授業のために生活時間が乱れるのは周知の事実のわけでありますが(要出典)、私ももちろん授業5分前に起きて授業開始5分後に入眠するような生活を送っておりましたから、免許試験で一番難しかったのは午前の試験に合わせて7時に起きることでありました。東京都の調布試験場では午後も試験はあるのですが、なにぶんご時世の関係で両方とも定員が少ないらしく、人数制限で門前払いというのを避けたかったのであります。早く行けば、せめて午後の試験は受けられるだろうと考えました。

そういうわけで、全休である木曜日の午前7時に大量のアラームにけたたましく起こされた私は、実技講習のために長袖を羽織ってですね、朝の千川駅から通勤客と同じ顔して池袋、乗り換えて新宿、中央線で武蔵小金井まで向かったわけです。1時間弱かかりまして、全く中央線「快速」など名ばかりであるなと思います。

駅には『→試験場行バス』というご丁寧な看板がありましたから、迷うことなくその系統のバスに乗り込み、10分くらいで試験場前バス停に着きました。乗っていた客は全員ココ目当てでありまして、混んでいるのだなぁと思ったわけです。試験場前には既に長蛇の列!なかなか待たされ、検温をされ、試験の申込用紙を記入、我ながら良く撮れていると自負している顔写真を貼り、並んだのは視力検査の列であります。

先ほど起床が最大の難関だと申しましたが、あれは誤りです。最難関はこれ、視力検査でありました。というのも、私は普段裸眼で生活しておりますが、普通にかなり目が悪いのであります。よく「平気なの?」と尋ねられますが、平気ではありません。見えないものは見ない、視界を断捨離するミニマムな暮らしを送っている私でありますが、運転に関しては切り捨てるわけには参りません。人っぽいものが見える、まぁ見えないし突っ込んじゃえでは困ります。かといってメガネやコンタクトを着けるのも煩わしい。メガネは邪魔であるし、コンタクトはなにぶん粗暴な私でありますから放置して眼球を壊死させる恐れがあります。そういうわけで、まず裸眼で挑んでみて、突破できなかったら裸眼運転は不能であるという視力検査の理念通り潔く諦めメガネをかけようと思い至ったわけです。しかれども、やはり突破したいのが人情であります。少しでも視力を良くしようと、ここに至るまでの電車やバスでは遠景を眺めて参りました。

いざ試験、まずは右目、こちらは大丈夫でありますが、問題は左目、こちらが怪しい。一番大きいものを答え、さぁ二問目というところで如何せん不明瞭でありまして、ええいままよと答えると、「これですよ?」と再び同じ環を指す検査のお姉さん、まさかの「ダブルチャンス方式」でありまして、2回目でどうにか突破できた次第であります。免許を取って2000km近く走って参りましたが、未だ標識の識別などで困ったことが無いことは念のため申し添えておきます。

難関を突破し一安心、受付で受験料1500円を納入しまして、試験を受け、合格しました。これまで長尺で綴ってきましたが、全ては「ダブルチャンス」言いたさでありましたから、もう長々と書きません。途中から謎の講壇口調になってて草ですね。「しかれども」を使った今年初の文章じゃないですかね。地球上で。

受かってから講習を受けました。小雨だったので合羽を着て、エンジンをかけるところからスタート。後方確認とかはどうでもいいんですけど、実際に乗ってみると非常に楽しかったですね。試験場のコースを20km/hくらいで走ったんですけど、降りたくないとすら思いました。人って単純です。僕だけかしら。教室に戻り、安全運転のビデオをたっぷり見て、無事免許証を受け取りました。教官が、原付に乗ったことがある奴以外は原付免許を取ろうと思わないだろうと自説を述べていて、やはり人は自分の体験しか語ることができないのかと思いましたね。いや、普通にいい人でしたけども。

ピカピカの免許証にホクホクの僕はその後の塾講で早速生徒に自慢したわけですが、講習で乗ったバイクの感触が忘れられず、次の土曜日にはバイク屋に居ました。事前にインターネッツでそれなりに調べてはいたのですが、あまりよく分からず、結局値段と走行距離くらいしか勘案することなく即決しました。まぁ今になって考えればもう少し様子見すべきだったとは思うのですが、当時の僕の興奮を考えれば仕方ないと思いますし、そんなことを僕が考えると今乗っている相棒のカブちゃんが「僕じゃダメかな......。」と困惑してしまうので、そういう思考は次買う時まで捨てたいと思います。と言っても、大学の間はもう買い換えないだろうし(2,30万出すくらいなら南米に行く)、社会人になってバイクに乗るか疑問だし、カブちゃんは長持ちするだろうから、その「次」がいつかは未知数ですが。

とか言って2か月後くらいに買ってそうなのが僕なんですけどね。

納車まで一週間から10日と言われ、焦らす~~~~~~~~~~~!!!!!と思いきや、3日程度で納車され、一人で狂喜乱舞しました。翌日、ヘルメットをリュックにぶち込み、区役所にナンバープレートを取りに行き、再びバイク屋に赴いてカブちゃんを手に入れました。近くの住宅街で練習していたらスリップして転倒し、ビビッて2時間くらい住宅街から動けずにいましたが、勇気を出して環七をキープレフトで突っ走り何とか無事に帰りつきました。いやぁ、転倒はマジで怖かったです。少し速度を保ったまま住宅街の道を曲がったら自転車が車道中央を走っており、焦ってハンドルを切ったらコケましたね。車だったら轢かれてたかもしれませんし、本当に危なかった。当時は住宅街の経験しかありませんでしたから、相応にスピード出してたんですね。今だったら大きい道路とのメリハリがつくんで一時停止じゃなくともかなりスピード緩めるんですけどね。まぁ初めての事故がしょうもない内容で良かったです。

さて、相棒カブちゃんを家に連れてきたわけですが、僕が住む豊島区某所のウサギ小屋にはなんとチャリ置き場がありませ~〜〜〜~ん。保管場所なんて考えていなかったんですね。馬鹿です。暫くは路駐して、駅の駐輪場に放り込みました。50㏄なので駐輪場に停められたけれど、もっと排気量大きいのだったら大変だなぁ、次引っ越すときはそこも留意せねば、なんて思いましたね。引っ越したいな~~~~〜〜〜〜。次回、原付で九州。