2014年12月13日土曜日

杉河内駅(久大本線)

杉河内駅探訪記
2014.08.21


杉河内駅は、天ヶ瀬駅よりひとつ大分側にある駅である。が、周りには人家が少なく、2012年度の1日の平均乗客数は11人だという。当然、無人駅である。
駅名票で注目すべき点は、まず自治体名が平成の大合併以前のモノ、大分県天ヶ瀬町になっているということと、その下の部分の空白である。
その空白に、他の駅名票ならなんらかの名所の絵が描かれている。杉河内駅にも、後述するように周辺に有名な滝があるのだし、それを描けば良いと思うのだが…。忘れ去られているのだろうか。


ホームは単式ホーム一面一線で、斜面にへばりつくような構造となっているため、大変狭くなっている。待合室もある(屋根が出っ張ってる部分)が、汚い。僕が訪れた際、警報機が鳴り始めたと思ったら特急ゆふが駆け抜けていった。その時の風圧は忘れられない。駅が狭いため、凄い。すさまじい。

今書いたように、警報機が有り列車の通過や停車を知らせてくれる。が、それ以外の"音"といえば、小鳥の囀りと蝉の声、そして駅前を通っている国道210号のトラックの走行音くらいのものである。


駅から駅前を眺めることも容易に可能だ。駅前には立派そうなホテルと、民家が存在するが、果たしてこのホテルを使う者がいるのだろうか…。駅のそばの滝といえど、小規模だから泊まるほどのものでもない…。どうなんだろう。


杉河内駅駅舎。風化していて、中で虫を見かけることも容易に可能だ。
杉河内小学校美術館という物があるのだが、肝心の掲示が無い。調べた所、杉河内小学校は平成25年3月に休校となったそうだ。自然の中の美しい校舎に、収穫祭があるなど、とても風情あるどこかのエロゲの舞台にありそうな設定の学校だったそうなので、誠に残念だ。もう二度と、この美術館に作品が掲示されることは無いのだろう…。


これが噂の、駅から東に100m地点にある滝『慈恩の滝』である。決して、宇宙世紀の滝では無い。
写真には写っていないが2段構造となっており、多くの観光客が訪れている。
僕が実際に行った際も、観光バスが数台止まっていたりと、多くの人で賑わっていた。


これは駅につながるスロープの途中にある杉河内駅建設記念碑である。
衆議院議員によるものだ。
期待されて造られたのであろうが、今では人影もまばらである…。


国道210号から杉河内駅。急斜面にあるのがわかる。


駅から少し歩くと、こんな風景がある。是非行って、見て欲しい。

以上、杉河内駅の紹介でした。

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