佐賀関半島には、世にも奇妙な険道があるらしい。この噂を聞いたのは、高校受験生といえど一息ついていたまさにその時であった。僕と友人は即座に天気予報と相談し、日程・ルートを定め、一路東へ進んだ。
今回佐賀関へ行ったのは、単に険道を走りに行っただけではなく、行く先々で標識やら何やらの、勉強のせいで補給出来たかった『栄養分』を補充しようとしたものだが、この険道は痛快すぎたので、単独で記事を書く。標識の類は、また別で。
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大分市側から国道197号を爆走して、辿り着いたのは金山交差点。ここが今回のr635の起点。左側に進んでいく。
佐賀関市街を抜け、急坂に入る。こっちは自転車なので、勘弁して欲しい。
GoogleMapで高低差をチェックすべきだった。まぁ、チェックしたところで来ただろうが。
佐賀関町時代の看板を発見。
『ポイ捨てやめましょう』と訴えるこの看板自体が不法投棄されたゴミみたいになってるけど......
そういえば、さっき電柱にも『佐賀関町』て書いてあった。
物持ちが良いということにしておこう。
急坂を登る。
ようやく峠に差し掛かる。昔の様式に似た看板を発見。
近くの火葬場はもう使われてないらしい、とは友人情報。
下りを爆走していると、大胆なペインティングを発見。
関崎灯台には天文台があり、昔よく来たものだ。宇宙食のたこ焼きを買ったのを憶えている。
関アジ関サバの意匠。
やけにカラフルな地点。佐賀関新名所に認定したい。
幅員減少のため、気をつけなければ轢かれてしまう。
友人に誘われ、ちょっと高台まで登ることに。雄大な豊予海峡を望む。
山道を下り、大黒集落に着いた。名前の通り、砂浜が黒い。
友人は防災無線撮影に走った。
※場所は別の所
後ろ姿に痺れる。
彼のyoutubeアカウントです、興味があればどうぞ。https://plus.goog…(別ウィンドウで開きます)
前進すると、凄まじい切り通しを発見。
おなじみr715でも同様のものを見たが、先人の苦労が思いやられる。
衝撃的な光景を目にする。
離合困難すぎる!落ちたら一発アウト、風光明媚の代償が大きい。
これで相互通行である。対向車が来ても、バックで海ギリギリを通り切り通しまで帰る必要がある。
下の白い土台が改修前だろうか。
全く恐ろしい道だ。
子供「みてみてー!ここがr635の超険道区間だよー!」
母親「あらあら、車幅ギリギリねぇ」
みたいな会話をしているわけも無い。
友人に誘われまた登る。今日は登ってばかりだ。
世のシーサイドラインはこのレベルになって初めてそう名乗るべきだ。
少し進むと、打って変わって高規格になる。魅せてくれる!
と思いきや幅員2m
まーた登った。臼杵方面を眺む。
ここが2m区間、見通しが悪い。
街に降りると、逆側に警戒標識。まさに、という感じ。
Σ(; ゚Д゚)
40高中だ!40高中があったぞ!
現物を見るのはこれが初めてだ、嬉しいなぁ!
友人の白い目を浴びながら一人で喜んだ。お前も防災無線の時同じようなもんだろ
※40高中:1992年に廃止された道路標示及び標識のこと。大分県に比較的多い。
対向車線にも残る。こっちは、40すらも消えかかっている。40は今も有効なんだが......。
r635は素晴らしい!またあった!
40高中には感激した。間も無くr635も終わり、最後は一通か。
街を登って、終点。正確にはR217との合流が終点らしい。
山、海、40高中、r635最高!
この後はR217を数km南下し、標識を撮影し、撤退した。
総走行距離45km。きっつ。
突然の投稿申し訳ありません。私大分のケーブルテレビで番組制作をしています工藤と申します。
返信削除記事を見て詳しくお話を聞かせていただきたいのですがよろしいでしょうか?
返信が遅くなり申し訳ありません。
返信削除まだ必要ならば、話せますよ。