2023年1月3日火曜日

大井競馬に行ってきた【東京2歳優駿牝馬】

 全場制覇チャレンジ22.12.31

【中央】札幌/函館/福島/新潟/東京/中山/中京/京都/阪神/小倉7/10

【地方】帯広/門別/盛岡/水沢/浦和/船橋/大井←NEW/川崎/金沢/笠松/名古屋/園田/姫路/高知/佐賀(7/15

 

「東京にいるうちに、東京でしかできないことをしなさい。」

恩師の言葉を噛み締め、大晦日に大井競馬場に行ってきました。こういうことですよね?

 

大井競馬場。「TCK」なんて愛称で頑張っているが、全く浸透していないことでお馴染みの大井に、ようやく行く気になったのは年の瀬のこと。

本当は東京大賞典に行くはずだったのだが、その前日にホープフルステークスでタコ負けしたので、行く気をなくして引きこもった。本来的に、ギャンブル向いてない、ケチ。

競馬に向いていないくせに、競馬場全場制覇なんてやっているものだから困ったもの。ともかく、全場制覇に当たって、東京に住むうちに南関競馬は全部行っておきたい。そして、この宿題を2023年に残したくない。それに、大晦日に競馬場なんて「乙」じゃん?ということで行った。

 

浦和、船橋、川崎と3場は行ったが、なかなか大井には行く気になれない。筆者は池袋に住んでいるので、同じ東京のくせに遠い。なに?池袋は埼玉だ?はいはい

池袋から丸の内線で東京駅、そこからJRで大井町駅へ、そして無料バスに乗るというのが最安ルートだったので、これに乗った。昔はちょっとした電車賃なんて気にしたこともなかったが、彼女が倹約家・節約家・吝嗇家・ドケチなので、一緒にいるうちにケチになった。今ではyahoo乗換アプリの初期画面も「早」じゃなくて「安」。なおさら、競馬行くなよという感じ。

 

競馬場に着く。友人はテーマパークみたいだと言っていたが、あんまりそういう印象は受けない。入場料100円。

門の前にはハイセイコーの像がある。「東京都 ハイセイコー様」で郵便が届いたという、第一次競馬ブームの立役者。競馬界の立役者ではあるが、大井時代はあまりに強過ぎて馬券妙味がなく、大井競馬場の客自体は減らしたとの噂。右目でコースを見つめている。

 

この日はよく晴れていて、絶好の競馬日和であった。この日のメインはS1・東京2歳優駿牝馬。それゆえ、大晦日にもかかわらず沢山人がいた。が、人がいるのはゴール板の前だけ……と言いたいところだが、実は大井にはゴール板が2つある。

 

というのも、大井競馬は世界唯一の「両回り」コースなのだ。東京・中京・新潟は左で、他は右回り、なんてのは競馬ファンなら誰でも誦じられることだが、大井は両回り。中央のダートG1がどちらも左回りの東京・中京で施行されることから、左回りにしたいらしい。ただ、同じゴール板を二つ置くと騎手が混乱し、なんなら馬も混乱するため、左回り用のゴール板は奥に押し込まれ、200mのハロンポールにGと併記してある。そもそも「1」ハロンのハロン棒に「2」って書いてあるのおかしいだろ。メートル棒に改名しろ。

 

この日はデジイチを背負ってきた。大井競馬場は案外最前列が深く、最前列では外ラチが邪魔になって上手く撮れない。多分そんな苦情がたっぷり寄せられたのだろう、ゴールから300m地点ほどに文字通りの「お立ち台」が整備されていた。ここならよく撮れる。

 

さて。馬券は何を買おうか、なるべく安く済ませたいと思っていたところ、このようなマークシートを見つけた。TCKはイルミネーションなどでなんとかライト層を掴みたいと必死のようで、その施策の一環か。今の筆者はさしずめ競馬ライト層、ありがたく利用することにした。もちろん、使うのは運試し三連単。年末ジャンボを外した今、これに賭ける。

 

こんな馬券が出てきた。「崖っぷち 一点入魂 運試し」じゃあないんだよ。かわいい馬券だ。しかし、万が一当たったとして、この馬券じゃ馬券力自慢はできないな、とも思う。

 

第9レースを「お立ち台」で撮った。レースは6→9→4で決まり、運試し馬券の「9→6→5」は微妙に惜しい。確かに、「惜しい!」という盛り上がりがあるので、ライト層にもウケそう。そして馬券沼へ、という算段だろうか。

 

10レースがメイン・東京2歳優駿牝馬。「優駿」という言葉が入る重賞レース名はかっこいい。筆者はオークスをいちいち優駿牝馬と呼ぶオタクです。

 

今日大井に何を観にきたかというと、生きる伝説・的場文男である。20221230日時点で7395勝。川崎の鉄人・佐々木竹見の7153勝を塗り替え、しかも66歳で未だ現役。その姿を一目見ようと10Rのパドックに行ったところ、いつもの「赤・胴白星散らし」の姿がない。あれ!?

実は、10Rの重賞は騎手服でなく馬主勝負服着用のレースであった。そして、的場のこの日の騎乗はこれがラスト。白い星を纏う的場の姿を見ることは叶わなかった。また観に来たい。

 

10レースの発走を待つ。余談だが、的場文男とJRAの的場勇人騎手・その父の的場均調教師は同姓だが血縁関係はないらしい。さらに余談だが、的場均調教師の2022年成績は1-3-2-183である。

 

10レースは的場文男の複勝と、運試し三連単で勝負。9レースでは「当たりうる」馬券だったが、今回の三連単は17500倍くらいの馬券。一応、当たったらどうしようか、税金は払うか、などと思索を巡らすのが楽しい時間である。

 

東京2歳優駿牝馬は結局2番人気メイドイットマムが突き抜けて勝利。筆者の納税の必要は無くなったが、「的場ダンス」を観れて満足。本橋孝太騎手はこのレース二連覇らしい。本橋孝太騎手。胴は金子真人HD、袖が黒に黄一本輪。

 

メインも終わったし、場内をぶらついて帰ることにした。ひとまず腹ごしらえ、大晦日なので年越しそばを食べる。570円だが、570円以上の美味しさだった。そこまで期待していなかったので驚く。新スタンド2階。

 

東京都馬主会の建物、馬主会館。馬主会に入っている馬主はここで受付をして、馬主席が用意される。いつかは筆者も……とは思うが、南関競馬はレベル高いし、難しかろうなぁ……。

 

近くにはGALLERY OF OWNERという建物があり、競馬グッズが色々展示されている。ここで図らずも的場の勝負服をカメラに収めることができた。

 

ダイアモンドターンというレストランがあって、レースを観ながら美味しい料理を食べられるらしい。いずれ彼女と来てみたい。以上。

0 件のコメント:

コメントを投稿