2024年10月2日水曜日

全日本百均額縁愛好会

 という名前の団体を勝手に作り、会長を自称・僭称しようと思います。


会務として、百均額縁の素晴らしさと哀しさを啓発することがあります。

今回は、5つの商品を紹介しながら、額縁にまつわる話を書き散らかそうと思います。



①2Lサイズ『春』



フレームを選ぶとき、皆さんは何に注目しますか。

枠の色?デザイン?それもいいでしょう。

ですが、実用的に重視してほしい点があります。

それが、裏の留め具です。



この留め具は個人的には苦手なものです。なぜなら、中身を入れ替えるのが大変だからです。

コインを用いて「てこの原理」でメリッとする必要があります。手間がかかるだけでなく、フレーム本体に負担がかかり、割れてしまうこともあります。「百均額縁」ですから、フレームがちゃちいのです。大切に扱わなければなりません。



こういう風に、これを「トンボ」というのですが、くるくる回せる留め具の方が圧倒的に便利です。手にもフレームにも負担がありません。


こう書くと①の額縁がいいとこなしのようですが、いいとこ、あります。

まず、2Lサイズの額縁は案外レアなんですよ。やっぱりハガキサイズやL判が多く、種類も豊富です。ケースの少なさにあえぐandroidユーザの気持ちが分かるような気がします。

2L額縁は少ないので、逆説的ですが、額縁に飾るようなものを買うときは、可能ならばポストカードのものを選んだ方が良いです。ミュージアムショップとか。

でも、デカいのが欲しいですよね。僕は欲しかったです。だから、この額縁は重宝しています。



また、スタンドが付いているのも便利な点です。これは飾り方にもよりますが、購入の際にはスタンドの有無も確認した方がよいでしょう。

筆者は飾り方まで考えずに、何の見通しもなく、在庫補充という感覚で額縁を買っていますが、一般的には用途を考えて買った方が良いと思います。


このフレームはなるべく作品を入れ替えずに使うのが吉です。ですから、ヨーロッパ新婚旅行で一、二を争うお気に入りの、ボッティチェリ『春』を飾っています。ずっと飾るつもりなので。

ヴィーナスの誕生より、春ですね。



②Seriaの6切サイズの額縁『庭のひまわり』



木目が爽やかなウッドフレームです。が、サイズが変です。6切は写真特有のサイズで、けっこうレアだと思います。

実測は195*250で、B5の182*257に近いと思います。やや正方形の方向に近づいています。

あいにく適切なサイズの飾るものがないので、同様に適切なサイズの額縁がないモノを飾っています。

これは大好きなオルセー美術館で購入した、ギュスターヴ・カイユボット『庭のひまわり』のカードです。

一目ぼれして買ったはいいものの、カードが140*200という何にも当てはまらないサイズだったので、困り果ててこれに行きつきました。



さて、そんなウッドフレーム。留め具はトンボでGoodなのですが、残念な点もあります。欠点が写真にありありと写っていますが、お気づきでしょうか?


そう、裏板がダンボールなのです。これには驚きました。インフレはここまできたか。百均の苦境、百均額縁の苦境を感じました。

まぁ裏だから見えないけどよ~~~、神は細部に宿るどころの話ではなく、どう考えても木製がいいです。裏板をよくチェックするようにしましょう。



③オーソドックスなA4サイズ、ミュージアムマップ



これはオーソドックスなものです。



選び方のポイント。以前、額縁が落下して四辺がバラバラになってしまったことがあるので、フレームの四隅がなるべくしっかり固定されているものを選ぶようにしています。個体差があると思いますので、見てみましょう。

ただ、困ったことにA4サイズで飾りたいものってそこまでないんですよね。

そういうわけで、今のところ、微妙なサイズのミュージアムマップを飾っています。


さて、②と③では適性サイズとズレたものを飾っているわけですが、ここで困るのが中でズレる問題です。飾ったものを固定しなくてはなりません。

作品が僅かに傷付くことを気にしないならばマステや両面テープでピッでいいのですが、筆者は気にします。なので、なるべく見栄えを損ねずに、作品を傷つけずに固定する必要があります。



②では、作品の下に透明な引っ掛かりを作って、その上に乗せるという手法を採りました。透明とはいえ、やや見栄えは悪いです。



③では、思い切って全部を透明なクリアポケットに入れ、クリアポケットを両面テープで止めるという荒業に出ました。が、やはり違和感がありますね。

クリアポケット自体は、いろんなサイズが百均に売っています。



さて、ではどうすればよいか。これを語ると長いので、次回のお楽しみに。



次回書きたいことリスト

・両面ガラスの是非:高見え?

・ズレ対策:余白のあるポストカードがよい

・壁への引っ掛け方:まだ正解が見つかっていない

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