ある日、インスタの検索画面に出てくるオススメ投稿を眺めるという最も不毛なことをしていると、この投稿が目についた。面白い4コマである。
「五円」を入れると「ご縁」がある、というのは広く知られた賽銭箱の効能だろう。これを踏まえて、あって欲しい「五兆円」の為に、その「五兆円」をまず用意して賽銭箱に入れよ、と魚は言うのだ。
言うまでもなく、我々は「五兆円」はあって欲しいが、予め用意できない。その倒錯におかしみがある。
つまり、賽銭箱に物を入れるに際しては、欲しいものを予め用意し投入しなければならないという矛盾がある。質量保存則のようだ。
この矛盾を超克するのが、先に示された「五円」→「ご縁」ルートである。同音異義語の置換が認められているのだ。
考えてみれば、人との縁が五円で生成されるというのは破格である。逆に、人との縁を賽銭箱に投入して得られるは五円と考えると、寂しい限りである。
では、これら賽銭箱の効能を利用して、一発稼げないだろうか?
①QRコード決済を利用する
最近は小銭が集まっても困るということで、QRコード決済を利用できる賽銭箱も増えてきた。
先に示したように、賽銭箱には「五兆円」を入れると「五兆円」が返ってくるという性質がある。これがPaypayを通しても同じだと仮定すると、例えば「五兆円」を賽銭箱に入れると250億Paypayポイントが返ってくることになる。Paypayは0.5%還元だからである。
②同音異義語を利用する
これが案外難しい。例えば「五兆円」が欲しい場合、「ごちょうえん」という発音のものを賽銭箱に入れる必要があるが、そんなものはない。「胃腸炎」を入れればギリギリ「一兆円」が貰えるのではないか、というのが筆者が捻り出した案である。しかし、そもそも胃腸炎を賽銭箱に投入するというのが分からない。
そう、賽銭箱とは金を入れる場所なのだ。原点に立ち戻り、「五円」から「ご縁」を生むように、少額投資で付加価値の高い現物を得るべきなのだ。
いちえん、にえん、さんえん、よえん、ごえん、ろくえん、ななえん、はちえん、きゅうえん、じゅうえん、せんえん、いちまんえん、、、、、
ダメだ、「ご縁」以外にない。
いや、お金を入れれば良いのだから、必ずしも日本円である必要はない。日本円以外の通貨単位に可能性を見出したい。
まず「銭」である。賽銭箱というくらいだ。いっせん、にせん、さんせん・・・
「二選」「三選」に通じることから、再選を狙う政治家にはオススメかもしれない。賽銭だけにね!
今気づいたが、この記事は一貫して親父ギャグで構成されているのか。恥ずかしい。
次は外国通貨を考える。3つほど案を考えてきた。
①3マルク
株式会社サンマルクホールディングスが貰えるはずだ。時価総額408億円、1株1800円。
②5リラ
ゴリラが貰えるはずだ。8000万円とのこと。しかしながら、現金化するまでの手間と費用を考えると難しいかもしれない。
③3フラン
ギリギリ「サフラン」が貰えるはず。高級スパイス、一瓶0.4g入りで定価が615円。手堅く稼ぐならこれが良いのでは。
ドシドシ外国通貨を賽銭箱にぶち込んで神主を困惑させよう!
大分県の特産品、サフランに着目されるとは流石です!
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