全員の意見が一致することなんて滅多にない世の中であるが、「坂ノ市と臼杵を分かつ山々の名前は何か」と疑問に思ったことがあるという点に関しては、日本国民全員の合意が得られると思う。
言うとりますけども、いやぁ、昔からかなり気になっていた。
今回暇を持て余したために満を持してまずネットで調べたところ、次の4パターンが見つかった。
・佐賀関山地
出典『土地条件調査解説書「大分地区」』国土地理院, https://www1.gsi.go.jp/geowww/landcondition/report/D001-temp-006u.pdf
国土地理院に拠ると佐賀関山地らしいです。じゃあ決まりじゃんという話だが、〇〇山地って少しダサない?そう思うでしょ?思わない?そうですか......。
・九六位連山
出典『山に癒されて 九六位連山の一つ九六位山に二度登る!』, https://tinnan1515.exblog.jp/27016940/
・樅の木山脈
出典『山に癒されて 佐賀関半島の樅の木山に登る!』, https://tinnan1515.exblog.jp/27518934/
同ブログで別の名称が使われていた。そのためこの管理者は僕が想定する山脈を2分割していると想定される。地理院地図を見る限り、2分割する要素は見当たらないが......。
樅の木山脈に関しては、ブログが出典というよりそこに掲載される木佐上の看板の写真が出典である。以下に看板の文章を引用する。
樅の木山は、佐賀関半島に伸びる樅の木山脈の最高峰で、標高484Mの1番高い山です。大分方面から観るとまるで富士山のようです。
再進峠付近の三角点が523mであるため、この看板は恐らく先のブログ主と同様に山脈を分割して考えている。
・九六位山系
出典『坂ノ市地域まちづくりビジョン』坂ノ市地域ビジョン会議, http://www.city.oita.oita.jp/o010/kurashi/volunteer/documents/10sakanoiti-honpen.pdf
反吐が出るようなpdfにまで目を通した筆者に賛辞を。ビジョン会議って何やねん。
以上の4例が見つかった。ちなみに山脈と山地の違いは山が列状に連なっているかである。(「地図編集室によくある質問に答えて」帝国書院, https://www.teikokushoin.co.jp/journals/child_map/pdf/200801/8.pdf)
地形図をよく見ると、僕が想定した山脈の西側はやや連なっていないように見える。見えない?見えるということで話を進めると、恐らくは僕が想定した地域は「佐賀関山地」であり、そのうちの列状に並ぶ東部を特に樅の木山脈と呼ぶのではなかろうか。帝国書院の同文献に拠ると、山脈とは山地に含まれる概念らしく、まぁ僕の解釈はそれに矛盾していないと思う。
というわけで、結論としては、全体を「佐賀関山地」と呼び、うち東部を特に「樅の木山脈」と呼ぶ。インターネットで得た知識から判断しうることはここまで。
じゃあ図書館や市役所で話を聞けって話になりますよね?面倒くさいんでやりません、気が向いたらやるかも。誰かやってください。では、アディオス!(必修スペイン語演習②落単並みのスペイン語力)
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