2015年1月17日土曜日

豊前松江駅(日豊本線)

豊前松江駅探訪記

 期末考査をそれなりの結果で終え、さぁ冬休み、今回はどこへ行こうかと考えていると、夏のある情景が目に浮かぶ。
僕の駅巡りの始まり、下灘駅のあの情景だ。
初夏の日差しを浴び、輝く海。青い空。
僕は、『海の見える駅』について、色々調べた。そうしたプロセスを経て僕が見つけたのがこの豊前松江駅だ。
18きっぷを使って訪れた。その時の記録はこちら
 中津駅から415系に乗車し、下車。
降り立って、左右を見渡す。
「あれ、海とはなんだったのか?」
右、左。どちらを見渡しても、普通の町並みや木々しか見えない。
「おかしいな…」
僕がそう思っていると、木々の間から何かが見えた。瞬間、理解する。
「木々が海を遮ってたんだ!そうに違いない!(切望)」
 僕は跨線橋を駆け上がる。海が見えることを願って。例え、それが僕の想像する見え方じゃなくとも…。

勘は見事に的中。跨線橋の頂上から、海を望むことが出来た。成程、確かに『海が見える駅』だ。
割と残念だが、まぁ良いだろう。写真では写りが悪いが、割と見える範囲は広かった。
 逆方向を向くと、趣ありそうな木造建築が目に入る。これが、この豊前松江駅2つ目の魅力である。そう、古き良き木造駅舎だ。

その後休んでたら駅員に怒られるが、その話は割愛しよう。あまり気分の良くない話だから......。
 セピア色に加工してみたが、いかがだろうか。
この駅舎、完成は1932年。今から、82年前に完成したものだ。
道理で趣が有るわけだが、駅の入口に自販機が設置されているのが玉に瑕だろうか。駅の入口に自販機はナンセンス。とある人の言葉である。
確かに雰囲気を幾分か壊してはいるものの、さしたる問題では無い。それよりも、奥の方の瓦の色が違うことの方が僕的には気になる。

この入口の表示板は、2003年に地元の書道家の方が書いたものなのだそうだ。若干はげてるが、新鮮さがあって良いね。

木造駅舎は、歴史が古い。だから、観察すると面白い。皆様も是非、近所に木造駅舎な駅があるのならば、散策気分で行ってみてはいかがだろうか。きっと、良いモノになると思う。

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