2014年12月27日土曜日

平常撮影(H26/12/21)

前日に天気予報を確認すると、晴時々曇の予報。早速近場に撮影をしに出掛けた。

 冬場の朝は遅い。僕は意識していなかったが、この日はちょうど冬至の前日だ。冬至といえば南瓜であるが、うちの食卓には出ない。当然、柚子風呂も入らない。バスロマンである。母親の頭の中では、柚子風呂より羽生結弦の方が大事なようだ。
ところで、なぜカボチャを南瓜と書くのだろう。
そもそも南瓜の語源は、今から500年弱遡る。
カボチャの由来は国名『カンボジア』に由来する。ポルトガル人がカンボジアの産物として日本に伝え、当初は『カボチャ瓜』と呼ばれた。そのうちに『瓜』が落ちて、『カボチャ』と呼ばれるようになったそうだ。
ここまで読めば容易に推測できると思うが、漢字の『南瓜』は当時の西欧の呼び名『南蛮』に由来する。南蛮渡来の瓜、ということである。
お隣中国でも『南瓜』と書かれる。読みは「ナングァ」 であるが。 今までずっと思ってきたことであるが、なぜ『カンボジア』が『カボチャ』になるのだろう。同様のものを挙げるならば『レモネード』とかだろう。なんで『ラムネ』になるねん。
とまぁ昔の人にケチを付けても仕方がないのだが…話を戻そう。
 冬至の前日ということは1年の中でも特に日が
短く、当然日の出も遅い。と言うわけで朝6時半に撮影地に入っていた僕は大きく待ちぼうけを食らわされた。ちなみに、この撮影地は前回同様久保上野踏切である。黎明の空は中々明るくならない。明け方特有の冷たさに震えていると、鹿児島方から列車が。なんと415系である。突然の事態に驚くが、なんとか収める。やはり415系は朝夕の運用が多いようである。
そう考えていると遠くから何やらこの線路では見慣れない車両がやって来る。885系ソニックである。おそらく大分以南の沿線住民の為の朝の通勤特急であろう。

にちりん号では時間が遅すぎる。そのうち883系もやってきた。
理由はどうであれ、色々な車両が地元を走ってくれるのは嬉しい事である。考えてみれば、815系をはじめ415系、220系(宗太郎越え運用)、787系に783系、そしてこの朝方夕方の885系と883系、更に貨物が往復2本と、意外とバラエティ豊富なこの大分以南地帯である。 無論、県北部には近郊型の811系などの福岡の車が多くいるのだが。
続いてやってきたのはおなじみ787系。前照灯がクールでカッコいい。流石水戸岡鋭治大先生デザインである。色がまた良い


撮影地を移動し、これまたお立ち台通信に載っていた場所へ。下からのアウトカーブを捉えることが出来る。ここで延岡貨物を撮ろうと思い、練習をしていると今まで曇っていた東の空が突然眩しくなり、太陽光が大地を包む。そして、遠くから響く列車の足音と踏切の警報音。陸橋をくぐってカーブを大きく曲がってきたのは紛れも無く415系だった。申し分の無い光線を浴びた彼は、駆け足で豊州路を下っていった。

この、逆青天の霹靂…?といえる出来事にしばし感動をしていると、再び世界が陰に包まれる。そして、機関車の足音。目的の延岡貨物は惨敗に終わった。ちなみに牽引はEF81 717である。
延岡貨物は残念だったが、最高の415系を捉えることが出来、満足満足。
僕はゆっくりと、冬至に南瓜も食べず、初詣は5月ぐらいに行く我が家庭に戻った。







END

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