牝馬をダートで消したくて消したくて仕方がない

 題名通り。

前回で牝馬は馬体重に関係なくダートで走りにくいことが分かりました。

では、具体的にどのような条件で、より走りにくいのでしょうか?

①距離

通説では、中距離以上はスタミナがもたないと言います。

データは過去3年の中央競馬のダート全レースで、各々の距離について牡馬の複勝率から牝馬の複勝率を引きました。差が大きいほど、牝馬が苦手であるということです。

(補足:当該距離のレースが施行される競馬場ごとにフルゲート頭数が異なり、またマイナーな距離は出走馬が集まらないため、複勝率それ自体を見ることには意味がないため載せていません)

くっきり差が出ました。牝馬は1900m以上が苦手です!
とはいえ、1900m以上のレースなんて数が少ないです。上級条件でしょう。
次に、サンプルを1800m以下のダートレースに絞り、競馬場別で成績を見ます。


基本的に直線で坂があるコースで牝馬は弱いようです。特に中山・阪神は消せますね。


阪神競馬回顧 全場踏破4場目

 10月24日、菊花賞デーの仁川に僕はいました。

前日夕方の飛行機で伊丹に。空港には菊花賞のチケットを取ってくれた友人が待ち構えており、僕はなすがまま梅田に連行され、相応に呑まされました。土手焼きが美味しかったです。

友人宅で一泊。朝早くに叩き起こされて一レース目から仁川に向かいました。

秋風爽やかな阪神競馬場、優駿たちが懸命に駆け抜け、残ったものは......

死屍累々の勝馬投票券でした。ま〜〜じで何も当たらなかった。1-2-4人気決着の三連複が当たって350円返ってきただけだし、なんならそのレースで僕はその4番人気を切ろうとしたところ友人に諌められ紐で残しただけです。実質全敗です。

ですが、多くの知見を得られたようにも思います。気になったレースの回顧をしながら、皆さんと一緒に復習をしていきたいと思います。分かるように書くので、ぜひ、しばしお付き合いを。東大生のレース回顧ですよ。


2021年4回6日阪神5レース メイクデビュー阪神 1800m右・外

注目は断然人気⑦リアド。ノーザンファーム生産のディープ産駒で、5億760万円で取引された高額馬。パドックでも時折「写真を撮っておけ、将来のG1ホースだぞ」と囁きが聞こえるほどでした。

自分の予想も大体人気順通り。新馬戦だから堅く決着するだろうという予想です。買ったのが以下の三連複。三列目に不要な7があってマークシートが下手くそなのが分かりますね。

本当はリアド2着の馬単やリアドを抜いた馬連を買っておきたかったのですが、4レースで手痛く負けたこともあり、500円で我慢。今思えば、リアドがG1ホースになることを見据えて単勝馬券買って保存しておけば、入場制限中であることも踏まえればプレミア馬券としてメルカリで売り捌けたかもしれませんが、それはまた別の話。

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スタートしました。2番人気・①アルファヒディが出遅れ。スタートから飛ばしていったのは⑥トルナヴァ・デムーロ⑩タケトンボ・角田。珍しくスタートを決めた⑥のデムーロは、馬なりにどんどん進む⑩をチラッと見て手綱を抑え、番手で競馬をする判断。その後ろに②インパクトベースン・鮫島、1番人気⑦リヤドの福永が4番手で続きます。その後ろに③⑤⑧の中穴が横一列で連なり、④⑨が続いて最後方に2番人気①アルファヒディ・ルメール。

3コーナー地点:⑩-⑥②⑦(③⑧)⑤⑨④①

3コーナーの頃には⑩タケトンボがシンガリ人気を活かした大逃げで5,6馬身をリード。1000m通過は60秒9です。

前日の阪神2歳未勝利戦の1000m通過は59.8秒(レース時計は0.4秒未勝利戦の方が速い)でしたから、スローペースで逃げていることが分かります。

4コーナー手前でリアドが進出開始。⑩タケトンボはリードを保ったまま直線を迎えます。

⑩の角田くんは鞭を入れ、粘り込みたい。残り1ハロンで⑥と⑦の上位人気が⑩を交わして追い比べですが、後続が伸びてこない。9番人気②インパクトベースンが後ろから迫る。そのまま⑦リアドが楽に抜け出しゴールイン。僕はもうタケトンボなんか最後方に落ちていったと思って、リアドの写真ばかり撮っているわけです。2着⑥トルナヴァ。ここまでは予想完璧。3着は写真判定、⑩タケトンボか②インパクトベースンか。あれれ????何買ったっけ???

結局、写真判定の結果⑩タケトンボが217.8倍の人気を覆す3着逃げ残り。4着もブービー人気です。完全にハズレました。

では、予想過程の反省と好走の要因分析、次走の展望を見ていきたいと思います。

⑩タケトンボは僕は即消ししました。友人とパドックを見ながら簡単に消しました。エイシンフラッシュは気性が荒い産駒を出しやすく、牝馬なら尚更。それでいて社台系の生産でもない。気性難は見え見えだ!200倍だし!消し消し!というわけです。

バカです。主な消し要素が気性難なのだったら、パドックを見て判断すれば良いのに全然見てませんでした。さらに大外枠ですから、ゲートでは気性は問題ないでしょう

そして、何より、大外枠のシンガリ人気に軽量騎手が乗ったら、やることは一つでしょう。逃げです。その日の角田くんは第2レースで後方からの競馬をして4番人気を2着に持ってくる活躍をしていました。さらに、第1レースでも負けはしたものの逃げをキメていました。1レースでの敗因はペースがスローにならなかったことや、使い詰めでしょうか。ともかく、「その日2着して、さらに奇数番から逃げれてもいる減量騎手」が10番人気の大外枠の人気薄に乗るのですから、紐に入れるのが筋だったでしょう。新馬戦はただでさえスローになりやすいのだからますます推せるはずです。

ですから、タケトンボは次のレースでは絶対に切れるのです。今回の3着だって所詮10頭立てですし、アルファヒディが出遅れてなかったら上がり33.5秒使っているのだから勝ってるでしょう。

今回は、人気薄で大外枠でスローペースで人気馬が出遅れてようやく3着です。逃げただけで競馬はしてません。次の2歳未勝利戦でどれだけ人気になるのかは経験が少ないために分かりませんが、今から消して儲けるのが楽しみです。

......という風に、一頭の馬を消すというのはこれほどに大変なことなんだなぁと思い知ったわけです。さらに、いくら小頭数とはいえ現地でこういった予想をこなすのは無理です。ある程度アタリをつけておく必要があります。

ついでに②インパクトベースンの回顧も。これは確かジョッキーで消しました。鮫島克駿騎手は同コースで0-1-2-45で複勝回収率26%の、このコースにおけるド下手くそです。

馬のリズムを大切にするタイプのジョッキーなのですが、今回は内側のデムーロが出遅れたことですっと塞ぐように馬が上がっていって、外からも別に誰も競りかけてこなかったので前めにつけられて、結果スローペースでそれが良かったという展開論ではないでしょうか。


え?菊花賞?なんすかそれ

まぁレッドジェネシスのパドック見にいっとけば評価落とせたかもしれんが、外ラチ沿いにカメラ構えていたので仕方ない。この話はやめにしよう。

牝馬はダートで走らない?

牝馬はダートで距離を走る体力が足りないから割引、逆に芝では足抜きが良く走れるから加点。

理屈は分かるし、実際データはこれを裏付けている。

だが待ってほしい。性別が本当の要因なのか?

牝馬は牡馬よりも馬体重が小さい馬が多いから、全体で統計を取るとそのような傾向が見えるだけではないのか!?

じゃあ馬体重別に牡馬と牝馬の好走率を比べたらハッキリする。はいドン。

データ:中央競馬過去五年ダート戦
馬体重牡馬複勝率牝馬複勝率
    ~399kg3.60%1.70%
 400~419kg8.10%8.80%
 420~439kg14.80%13.60%
 440~459kg19.40%17.80%
 460~479kg22.00%19.80%
 480~499kg23.50%21.80%
 500~519kg24.50%21.10%
 520~539kg24.10%23.40%
 540~21.90%26.20%
※騸馬は牡馬に含む

やっぱり牝馬はダートで走らない。完


実際どうしてでしょう。馬体重には現れない肺活量などで差が出るんでしょうか。そもそも気性が荒く好走率が若干低めに出るのもありそうですが......。

とはいえ、せっかくのデータを活用しましょう。

サンプルが多い420kg以上539kg未満では牡馬の方が2%ほど好走率が高いです。過去五年ですから有意でしょう。

一番走る馬体重帯は480kg以上539kg未満です。500kgの牡馬は439kgの牝馬の約2倍走ります

ですが同時に、500kgの牝馬は439kgの牡馬の1.5倍走るわけです。

ですから、ダートで牡馬・牝馬を考える際に、

「牝馬だから走らない」も妥当ではありますが、その牝馬がしっかり体重があるのなら、割引くまでもないと思います。逆に、牡馬でも420kgであるならば割引きましょう。

一方で、牝馬であることを気性面と結びつける場合は割り引くと良いでしょう。


遠流ソロキャン

迂闊にも『天国の島』に迷い込んだ僕がやっと本土へ戻った頃には、なんと外の世界は数百年が経過しており、その島が実は光速で移動していたことを知ったのだった......という話ではなく、島で不慣れなソロキャンをしたら帰れなくなったという話です。


天売島。
北海道の島、というとなんとなくプーチンが上陸していそうですが、それはオホーツク海側の話。天売島は日本海側に浮かぶ小さな島です。
2021年の夏、暇を持て余した学生たる自分は「原付で北海道を一周しなければ、よい大人になれない」をモットーに、苫小牧に上陸したのち脇目もふらず札幌競馬場を経由しつつ北海道一周を試みました。
「じゃあなんで島なんかに行っているんだ、脇目もいいところではないか」と仰るのはごもっともですが、実は天売島とは因縁があったのです。昔むかし、2019年年末、大学一回生の頃に北海道鉄道旅行を敢行したのですが、その際いたいけな僕は天売島にも行こうと旅館に電話をかけたのです。が、「冬場はやってないんだよね。フェリーも大体欠航するし、夏の方がいいよ」と無下にも程があるくらい無下に断られました。『雪にまみれた最果ての島』が良いのではないか!欠航上等!なんて思いましたが、旅行中に旅行直後の中国語試験の勉強をする程には予定が詰まっていた情けない男でしたので、その際は断念しました。
今回は「ならば夏に来たぞ!」ということです。「天売島リベンジ」ということです。
前述しましたし後述もしますが、夏でもフェリーは欠航します。


羽幌港からおよそ2時間、焼尻島を経由して天売島に向かいます。僕は船酔いをしたことがなかったのですが、なにせ風と波を遮るものがない外海・日本海を小さいフェリーで向かうわけですから、初めて死ぬほど船酔いしました。当時の僕に出来たことは、ただ情けなく床に身体を密着させるようにして寝転び、早く着いてくれと祈るのみ。その姿は下等生物でした。
着いた頃には感動はなく、「この地獄、帰りもあるのか......」とげっそりとした僕。それでも天売島の空は美しく、その空だけでもまぁ来た甲斐はあったかなと思いました。

天売島は『天国の島』です。というのも、かつてこの地に赴任した中学校教諭の佐藤博昭氏が、この島を題材として『天国の島』という曲を作ったそうです。なかなか荒々しい曲でした。ですから、天売島をそう形容することについて「天は分かるけど売はどこに行った」などという野暮なクレームは佐藤氏に送るように。とはいえ、佐藤氏も単に「名前に天が入ってるから、天国の島で!笑」なんてノリではもちろんなく、この島に住まう子供たちの牧歌的な様子や、ウミガラスの国内唯一の繁殖地として海鳥の楽園となっている自然を踏まえてのタイトルでしょう。僕もそう感じました。

さて、ソロキャンです。本土のキャンプ場は緊急事態宣言下ということで大概閉鎖されていましたが、そこは島、おおらかなもので、全然開いているとのことでした。旅人としても、旅館で人と会うよりは接触が避けられるだろうということでキャンプを選択。慣れないソロキャンが始まりました。
キャンプ、どうやら薪が必要らしいという裏情報を聞いたため、留萌のホームセンターで箱買いして来ました。港で受付をし(使用料500円)、丘の上のサイトに設営。さぁ火をつけようという段になって、着火剤が無いことに気付きました。終わった。

今までは友人と一緒で、面倒なことは大概友人がやってくれていたため、一人で何もできない男が生まれました。はてさてどうしよう。着火剤は紙で良いとネットにあったため、今思えば薪の入ったダンボールをちぎって使えばよかったのですが、当時は頭が回らず、貰ったばかりの『天売島観光ガイドマップ』を即刻炙ることでなんとか点火しました。紙の材質が悪かったのか、やけに火が化学的な緑色だった件は気にしないでおきましょう。


薪を割り、焼肉を焼き、一人酒。非常に優雅な時間です。周りに何もない島ですから、星空がとても綺麗に見え、文字通り天を仰ぎました。そして、テントで寝たわけです。

午前3時。爆裂な土砂降りで叩き起こされました。それだけなら良いのですが、雷まで鳴っている。空に開けたキャンプ場、雷がテントに落ちたら死んじゃいます。慌ててスマホだけ持って屋根のある場所に逃げ、結局寝れずに朝を迎えました。

すると、防災無線から定時放送が!羽幌フェリー、朝の便欠航決定!困りましたが、夕方の便は流石に乗れるだろうと思い込んでおり、友人に手紙を書いたり、アマプラで映画を見たりしました。そして12時に放送!欠航!ボケ!


泣きながら港のフェリーターミナルに駆け込み、せめて宿に泊めてくれと受付の人に泣きついて、どうにか崖の上の旅館に泊めてもらいました。優しい宿のお婆さん三人に囲まれ、ご飯はいらないと言ったのに夜と朝におにぎりを持ってきてくれました。もっとも、僕は島の商店で買った酒とカップ麺で豪遊していましたので、幾分気まずかったですが。

碌に寝れていなかったので、昼間から酒を入れて爆睡。起きたら21時頃でした。宿は静かで、時たま窓が光るので外を覗くと、灯台がライトを回していました。窓を開けると潮騒が聴こえます。散々な目にこれまで遭いましたが、まぁその分の旅情はお釣りが要るほど貰ったかなと思いました。

帰りもめちゃくちゃ酔いました。




単勝50倍以上の馬に関する分析

 分析ソフトTARGETを使えるようになったので、色々と分析してみるコーナーになります。

単勝万馬券は欲しいものですが、単勝万馬券を狙っていては損をするのが競馬です。明らかに期待値が低く、買いデータで多少の上積みはあったとしてもたかが知れているからです。


過去10年(集計期間:2011. 8.13 ~ 2021. 8. 1)で単勝50倍以上の馬の成績

1007-1893-2983/164172

0.6% / 1.8% / 3.6% (勝率/連対率/複勝率)

58 / 61 (単勝回収値 / 複勝回収値)

です。回収率が設定の80を大きく下回り、期待値が低い馬券に思えます。

しかし、これを 50倍~99.9倍 と 100倍以上 に細分すると以下のようになります。


50.0~99.9      715-  1326-  1907- 60296/ 64244    1.1%   3.2%   6.1%     75 / 76 

100.0~           292-   567-  1076- 97993/ 99928    0.3%   0.9%   1.9%     47 / 52 


100倍以下の馬は10万頭いて2000頭も来ないくらいですから、無視をしましょう。回収率も著しく悪いですから、もし着たら2%の事故です。

事故が起きることを期待して馬券を買い続ける方が損失が大きいので、無視をします。

問題は、50~99.9倍の馬です。複勝率は6.1%もあり、回収値が随分と80に近づきました。

6%といえば、ぜったいれいどを当てられたのちに反撃のストーンエッジを外すくらいの確率です。つまり、50~99.9倍の馬は意外と馬券に飛び込んでくるということです。


〇人気薄が飛び込む条件・飛ぶ条件

100倍以上の馬は事故として消せました。しかし、50~99.9倍の馬の6.1%という確率は、事故として処理するには高すぎます。

では、どのような場合にその50馬(50~99.9倍の馬の略)は買える・消せるでしょうか。様々な条件から50馬が来やすい・飛びやすい条件を集め、それらを組み合わせることで消せる条件買える条件を探します。

(以下はすべて過去10年の芝・ダート全レースのうち単勝オッズが50~99.9倍の馬のデータを抽出しています。)

・コース

芝   349-657-953/31291 1.1% 3.2% 6.3% 77 / 77

ダート 366-669-954/32953 1.1% 3.1% 6.0% 74 / 74

好走率はやや芝が高く、回収値も芝が優秀です。ダートの人気薄は少し割引。


・性別

牡  388-734-1097/34272 1.1% 3.3% 6.5% 76 / 78

セン 34-62-82/2764    1.2% 3.5% 6.4% 85 / 78

牝  293-530-728/27208   1.1% 3.0% 5.7% 74 / 72

人気薄の牝馬は買い辛いですね。複勝率が牡馬と0.8%も違います。逆に、牡馬は複勝回収率が80に迫っています。

意外なのは、騙馬が大したことないことです。とはいえ回収値は良いですね。


・ブリンカー

BL使用             70-  129-  186- 5590/ 5975    1.2%   3.3%   6.4%  77 / 77

BL非・不使用       645- 1197- 1721-54706/58269    1.1%   3.2%   6.1%  75 / 75

穴馬といえばブリンカー、ブリンカーといえば穴馬。僕はそう思います。
実際、ブリンカーを使う馬の方がわずかに人気薄で好走しやすいようです。誤差かもしれませんが、少なくともマイナスには働いていないようです。

・クラス別
  新馬      70-  139-  190- 5950/ 6349    1.1%   3.3%   6.3%     77     76 
 未勝利    240-  457-  709-21100/22506    1.1%   3.1%   6.2%     73     78 
  1勝     224-  381-  537-18083/19225    1.2%   3.1%   5.9%     78     73 
  2勝      98-  172-  248- 7520/ 8038    1.2%   3.4%   6.4%     79     81 
  3勝      36-   68-   93- 3218/ 3415    1.1%   3.0%   5.8%     74     73 
OPEN非L     23-   35-   44- 1689/ 1791    1.3%   3.2%   5.7%     85     64 
OPEN(L)      2-    7-    7-  279/  295    0.7%   3.1%   5.4%     54     68 
  G3      16-   31-   38- 1288/ 1373    1.2%   3.4%   6.2%     83     73 
  G2       4-   22-   25-  575/  626    0.6%   4.2%   8.1%     39     85 
  G1       2-   14-   16-  594/  626    0.3%   2.6%   5.1%     25     56 

続いてクラス別です。基本的にクラスが上がるごとに好走率は下がりますが、G3とG2では人気薄の激走が有意に多いです。さすがにG1では穴を開けられないようですが。

・馬場状態
芝・良/稍重 複勝率6.1% 73/75
芝・重/不良 複勝率8.2% 123/102
ダ・良/稍重 複勝率6.0% 75/74
ダ・重/不良 複勝率6.2% 70/76

馬場状態別です。良と稍重、重と不良はそれぞれ同程度だったため合わせました。

馬場が渋ると穴馬が走りそうです。芝ではその傾向が如実で、この10年間、重/不良馬場の芝レースで50~99.9倍の馬に何も考えずに毎回1000円分単勝を買っていたら50万円儲かっている計算になります。的中率が低く試行回数も低いのが玉に瑕ですが。あとで分析しましょう。消す視点で言うならば、重/不良馬場では消せません。今までの試行錯誤はすべて渋らない前提だと思ってください。


・前走脚質別

平地・逃げ    30-   69-   89- 3436/ 3624      0.8%   2.7%   5.2%     54     66 

平地・先行   146-  246-  319-10418/11129    1.3%   3.5%   6.4%     88     77 

平地・中団   221-  443-  682-20044/21390    1.0%   3.1%   6.3%     69     76 

平地・後方   223-  398-  585-18339/19545    1.1%   3.2%   6.2%     78     77 

前に逃げた馬は非常に戦績が悪いようです。一般に前走で逃げた馬の次走は良いのですが、人気薄ではダメなようです。

<参考:過去一年の平地全レースでの前走逃げ馬の戦績>

349-  278-  257- 2494/ 3378   10.3%  18.6%  26.2%     78     73 


・前走競争結果

取消除外       7-    6-    3-  193/  209    3.3%   6.2%   7.7%    251    103 

競走中止       2-    3-    5-  125/  135    1.5%   3.7%   7.4%     81    113 

買いデータ。一般にこれら馬は普通の戦績ですが、人気薄だと好走するようです。


・種牡馬
タートルボウル        5-  12-  10- 251/ 278    1.8%   6.1%   9.7%    114    110 
ディープブリランテ    6-  12-  16- 350/ 384    1.6%   4.7%   8.9%    116    102 
ディープスカイ       10-   7-  11- 314/ 342    2.9%   5.0%   8.2%    203    107 
マツリダゴッホ        6-  12-  30- 545/ 593    1.0%   3.0%   8.1%     71    101 
エピファネイア        1-   6-  10- 195/ 212    0.5%   3.3%   8.0%     40     83 
トーセンホマレボシ    5-   4-   9- 207/ 225    2.2%   4.0%   8.0%    175    108 
スマートファルコン    6-   5-  10- 244/ 265    2.3%   4.2%   7.9%    145     88 
------------------------------------------------------
キングヘイロー        5-   8-  19- 600/ 632    0.8%   2.1%   5.1%     53     66 
スウェプトオーヴァ    5-   7-  22- 638/ 672    0.7%   1.8%   5.1%     54     67 
キングカメハメハ     14-  25-  42-1542/1623    0.9%   2.4%   5.0%     58     65 
ハーツクライ         19-  19-  32-1356/1426    1.3%   2.7%   4.9%     84     63 
クロフネ             10-  24-  36-1363/1433    0.7%   2.4%   4.9%     48     55 
サクラバクシンオー    6-   9-  10- 507/ 532    1.1%   2.8%   4.7%     76     60 
マンハッタンカフェ   10-  18-  19- 977/1024    1.0%   2.7%   4.6%     71     57 
ロードカナロア        5-   8-   8- 468/ 489    1.0%   2.7%   4.3%     61     65 

おまけ①です。過去10年間で100頭以上今回のオッズで出走した種牡馬で、買えるもの消せるものを抽出しました。これはピンポイント過ぎて後の期待値計算には使えませんが、参考までに。


・騎手別
斎藤新      5-   6-  14- 223/ 248    2.0%   4.4%  10.1%    139    113 
松田大作   11-  13-  23- 524/ 571    1.9%   4.2%   8.2%    127    102 
津村明秀   14-  20-  34- 765/ 833    1.7%   4.1%   8.2%    109    102   112.5  
菅原明良    4-   7-   9- 228/ 248    1.6%   4.4%   8.1%    104    106   110.4  
-------------------------------------------------------------------------------
横山典弘    3-   2-   8- 278/ 291    1.0%   1.7%   4.5%     69     54 
武豊        0-   2-   5- 156/ 163    0.0%   1.2%   4.3%  0   64
岩田康誠    2-   8-  10- 481/ 501    0.4%   2.0%   4.0%     22     43 
藤田菜七子    0-   7-   6- 575/ 588    0.0%   1.2%   2.2%      0     30 
おまけ② 藤田奈七子はマズい。

・馬体重増減
    ~-20kg      4-    4-    4-  276/  288    1.4%   2.8%   4.2%    103     51 
 -19~-10kg     37-   51-  118- 3771/ 3977    0.9%   2.2%   5.2%     64     64 
 +20kg~        11-    5-   14-  702/  732    1.5%   2.2%   4.1%    103     51 
大幅な体重増減がある馬は単勝回収値が高くなる傾向にありますが、複勝率は確実に下がります。今回は消しデータとして運用できそうです。


・競馬場  

札幌      26-   48-  100- 2249/ 2423    1.1%   3.1%   7.2%     73     83 

中京      67-   95-  162- 5664/ 5988    1.1%   2.7%   5.4%     76     66 

競馬場別では、札幌は買い、中京は消しということです。


・距離

1400m           98-  202-  257- 9277/ 9834    1.0%   3.1%   5.7%     67     70 

2000m           70-  130-  192- 5403/ 5795    1.2%   3.5%   6.8%     83     81 
2400m           17-   33-   41- 1218/ 1309    1.3%   3.8%   7.0%     85     82 
人気薄は非根幹距離で生じやすいのでしょうか。1400mの成績が如実に悪かったです。一方2000と2400は好走。

・月別
  7月      73-  123-  189- 5123/ 5508    1.3%   3.6%   7.0%     92     85 
  8月      68-  131-  187- 5217/ 5603    1.2%   3.6%   6.9%     85     84 
  9月      56-  101-  161- 4265/ 4583    1.2%   3.4%   6.9%     81     81 
やはり夏競馬。夏競馬には魔物が住んでいる。逆に、他の月は5.2%~6.0%程度。

以上のデータを用いて、50~99.9倍以内の馬と対峙した際に、消せる!と確信できる複勝率2%以下の条件を紹介していきます。

・ダート/1900m以下/7,8,9月以外/牝馬

84-156-228/9815 0.9% 2.4% 4.8% 56/61

・ダート/1900m以下/7,8,9月以外/牝馬/中京/良・稍重

7-8-23/831 0.8% 1.8% 4.6% 61/60

・ダート/1900m以下/7,8,9月以外/牝馬/体重-10kg以下

0-4-19/749 0.0% 0.5% 3.1% 0/31

・ダート/1900m以下/牝馬/体重-10kg以下

2-6-24/942 0.2% 0.8% 3.4% 14/36

ある程度の母数を持つデータで複勝率2.0%を目指したかったのですが、ダートで頑張って3.1%が限界でした。牝馬かつ体重大幅減はかなり消しデータであることは示せたかと思います。消しデータは騎手や種牡馬で詰めていくしかないかもしれません。


買える条件については、別途記事を用意します。芝の重・不良馬場時のデータとか。