フェリーニューこしきの入港。西へ、住民と僅かな旅人を運ぶ。
上甑の島影を、黄金の光線が讃えている。
甑大橋の奥には、本土から一番離れ、特色ある風俗を持つ下甑が控える。
隠れキリシタンの里への出入口。岬の先端には、マリア像が海を見守る。天草。
雲仙普賢岳の土石流に備えた砂防ダム・導流堤群。島原。
打ち棄てられたガソリン・スタンド。集落全体もかくありき。平戸。
かつてスペックス・ストレートと呼ばれ、南蛮船で大いに賑わった西辺の瀬戸を、一隻の漁船が渡っている。平戸。
「山は険しく、深い森が多く、道路は獣や鹿の通り道の如し。」魏志倭人伝の頃から大して変わっていない。対馬。
安徳天皇陵墓参考地。さすがに荘厳であった。対馬・久根田舎。
辺境のこの島は、神道考古学の宝庫である。和多都美神社。
異国を望む岬、吹き荒れる暴風に堪えかねている。対馬・棹尾埼。
光の先には朝鮮、中国がある。古代においては、西から文明の陽が刺した。日本最北西端、対馬海峡西水道。
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