穴馬後出し考察２鞍目

22/3/27阪神7R　３歳１勝クラス　ダ1200m稍重

⑦シホノディレット　１着

10人気・単勝75.3倍の３馬身差圧勝劇。ドバイゴールデンシャヒーンの伏兵Switzerlandのような加速。

前走までの成績は11-6-11-6-6で、買える馬では無いように思われる。前走、前々走も同じ阪神ダート千二で着外なのだ。

「答え合わせが済んでいる。」

そう思う点に、予断が生じると思う。

 

馬主と調教師の目線に立つと少しは分かる。「答え合わせが済んでいる」条件で再び使うのは何故か？何かしら勝算なりがあると考えるのが自然だろう。

少なくとも、我々より事情を知る調教師が「他の条件を使う」ことより「同じ条件を使う」ことを選んだ。つまり、同じ条件の方が可能性が高いと考えたのは間違いない。

この事実はどんな競馬新聞より示唆的だ。それなのに、我々素人が「同じ条件で使う」ことをそれだけでマイナス評価としているのは、妥当性がないのではないか。

同じ条件で使うことは、少なくともマイナスではない。世間ではマイナス評価されるが、そうではないように思う。

 

同条件、同条件、と叫んできたが、事情が違う面もあった。今回は3キロの減量がある松本大輝騎手を起用し、先行競馬をした。スタートに問題はない馬だったので、陣営が先行策を指示したのだろう。「先行策はまだ試していない。」ということだ。

減量は加速に効く。1キロ違っても大した影響はないと思うが、3キロ違えば流石に馬も実感するのではなかろうか。

また、調教師の考えとは別に（天気予報の範疇かもしれないが）、当日は馬場が湿った。ダートの湿った馬場は初めて。以前に芝1400m良でこっぴどく負けているので加点はしづらいが……。ダートの重馬場と芝の良馬場をリンクさせて考えるのも再検討の余地あり、か。

 

ともかく、稍重が奏功した圧勝劇だった。やや外枠ではあったが、内にハナを主張する馬がいなかったのも良かった。展開も向いた。次は流石に負けるだろうが、重馬場でまた穴を開けるかもしれない。

 

 

蛇足だが、前走では道中で接触不利があり、位置を下げた。調教師はこうしたことからも同条件を選んだと思われる。

高松宮記念反省会

 

勝負本線はメイケイエール＝レシステンシアの馬連だったので、もう無言です。

騎手のコメントを見ると、みな枠順とトラックバイアスを気にしてましたね。軽視はしてないですが、騎手が重視しているというのはポイントですね。

復習にあたりパトロールビデオを何度も見たんですが、多頭数の差し馬なんてそれ時点でリスキーですね。サンライズオネスト武豊ですら前壁に苦しんでいました。前壁を解消するには外に回すのが早いが、多頭数だとその分距離ロスがあります。まして今回は内有利でしたから、差し馬には厳しかったです。その中で、インを突いた１着ナランフレグは、そりゃお見事なんですが、運ゲー感もあります。

ナランフレグについて、自分の予想は◆マーク「ワンチャンあるけど、オッズに見合わんやろ」でした。というのも、早朝の単勝オッズは17.3倍の８番人気。流石に穴人気だと思って敬遠しました。しかし、最終オッズは27.8倍まで上がっていました。だったら買ったのに！（メイケイエールの紐相手に）

大金を賭ける人は締切直前に投票することなどもあってか、締切オッズは人気サイドは低く、穴サイドは高く移動しがちです。しかし17.3→27.8は想定外でした。こうしたオッズの変化は今後ちまちま研究していこうと思っています。

ナランフレグはいいんですけど、ロータスランドとキルロードが問題です。ノーマーク。くそ。

ロータスランドは１着の京都牝馬Sも大して目立たなかったんですけどね。展開が向いた１着馬を過小評価する傾向があるので、是正したいと思います。鞍上の位置どりも良かったということです。現在全国リーディング２位は伊達じゃないですね。その割には、追いながら体幹が不安定に見えましたが。

キルロードはまず前走オーシャンSしか見てませんからね。オーシャンSでも特に良いところなく６着だったので、まさか無かろうと。悔しい限りです。鞍上はGⅠ初騎乗の菊沢一樹騎手でしたが、「悔しい結果になりました」とコメント。３着で満足していないのがいいですね。

しかし、まぁ重馬場は難しいですね。しばらくは重馬場では賭け金少なくしようと思います。

本命エイティーンガールは、次も狙い続けます。それでは次週大阪杯でお会いしましょう！

高松宮記念予想 短距離重賞こそスタートが命

スタートと不利と勘 

2022/3/27中京11R　GⅠ高松宮記念　芝1200m　稍重？

◎12エイティーンガール

出ることさえできれば潜在能力はあると思われる。阪急杯の負けっぷりもまぁ大外回しだったし。

今回は両隣が大人しい馬だし偶数枠なので、うまく出る確率は高いんじゃないかな。

鞍上が後方競馬デフォルトの中京千二得意・秋山ジョッキーなのも◎

まぁちゃんと出てかつ展開向かないと厳しいだろうけど、頑張れ！

◯17メイケイエール

シルクロードSは前に厳しい展開から勝っていて強い。人気に押し出されている感は否めないが、軸ならこの馬。ダイメイフジが好スタート決めやがって邪魔しそう、でも池添ジョッキーなら捌くでしょう。

▲18グレナディアガーズ

千二不安　スタートは出る

△7レシステンシア

人気だから嫌っとる　どうせコイツが勝つ

☆クリノガウディー

一昨年の忘れ物

☆サンライズオネスト

不利展開から勝てている。展開が向けば。

サリオスは千二無理やろというそれだけ

穴馬後出し考察１鞍目

馬券になった穴馬を後出しで「買えたなぁ〜！！！」と言うだけの、みっともない記事です。

 3/20（日）中山12R：４歳以上２勝クラス：ダ1200m重：13頭

３着①メサテソーロ▲西塚　13人気152.8倍

：ゲート内でうるさいが、今回は順当なスタート。前に行く馬がさほどおらず、軽斤量も手伝って加速しそのまま先頭。直線粘るも最後100mで交わされ３着。重馬場・前有利の展開も手伝った。

成績（近い順に５走）

14/16:22/1/23中山ダ1200良:石川裕

：ダート替え初戦。奇数番から出遅れ、被せられて殿から。競馬になっていない。

15/16:21/12/4中山芝1200良:三浦

：スタートやや怪しい。中団。前壁、末脚伸びず。

15/16:8/8函館芝1200良:大野

：隣の馬がやや暴れ、スタート怪しく。直線は追わず。鼻出血。

1/13:7/18函館芝1200良:大野

11/16:7/4函館芝1200良:武豊

・15着とか続けて、急に走るのやめて欲しいマジで

・▲西塚が怪しいと思ったよ。

・３走前の鼻血、１走前の出遅れ負けは全然言い訳が効く。こういうの調べるの、マジで大事だな......。

・実質ダート替初戦なんだから、全然ワンチャンあった。

・ちなみに３歳の頃に未勝利戦で同舞台２着ある。

・スタート弱い馬は人気薄だと買い、人気だと消し、が正解だと思う。スタートに注目していて言うのもナンだが、出るときゃ出るから。

「出負け→負け」「人気」：消し

「出負け→負け」「穴」：買い

「出負け→勝ち」「人気」：？（これが一番悩ましい）

（「出負け→勝ち」「穴」：多分生じない。あったら絶対買う。）

・少なくとも、13頭立の複勝20-30倍台の馬ではなかろう。

・中山の千二は荒れ易いように思う。

彼女と福島記念を観に行った話

 お久しぶりです。最近はもっぱら公務員試験の勉強に忙殺されていますが、同時に競馬への熱情も高まっております。将来の夢は地方競馬の馬主になり重賞を勝つことです。

2021年の11月に、福島競馬場に彼女と行ってきました。今回はその話です。「どこかに旅行に行きたいな」と彼女が言いました。では福島に行こうと提案し、あからさまな競馬目当てに渋る彼女を説き伏せました。

初日は彼女サービスの日です。福島まで快適な新幹線で向かい、美味しい名物を食べ、美術館に行き、飯坂温泉に泊まりました。これはこれで楽しかったです。彼女と温泉街を散歩するなんて、最良のイベントの一つでしょう。

二日目がいよいよ『本番』です。僕としては、なんとか彼女に競馬を好きになってもらいたい。少なくとも好印象を持ってもらいたい、と願っていました。しかし、競馬場行きのバスの中は競馬新聞片手にブツブツ言うジジイばっかり。言わんこっちゃない。彼女ドン引き。万事休す。

と思いきや、案外競馬場には若いカップルもいるのでした。一安心です。福島競馬場はこぢんまりしていて、遠くには山並みが見えます。この日は晴れた競馬日和だったので、僕としても観ていて気持ち良かったです。

今日はともかく彼女に競馬を好きになってもらう日です。ですから、馬券は控えめに。一緒にパドックを観て、名前が可愛い馬や小さい馬に注目し、その子の応援馬券を一枚だけ買って楽しむ。JRAの妄想にしか存在しないような競馬ファンの行動をしました。それはそれで楽しかったです。

さて、メインレース。この日はローカルながら重賞・福島記念があり、地元の吹奏楽部がファンファーレ演奏に来ていました。人も少ないですから、ゴール前の最前列で観ることができました。

この頃には、『馬券は控えめに』なんて忘れて、2000円ほどぶち込みました。

本命はココロノトウダイ。東大生ですから。パンサラッサ？来んやろぉ......。

パンサラッサ独走。見事に外しました。彼女が隣にいることなんて忘れて、なかなかパンサラッサを捕まえきれない後続集団に「早く捕まえろ！！！」と叫んでいました。のちに彼女は「漫画みたいにこめかみに血管が浮いていた」と語っていました。

当時はパンサラッサが憎くてしょうがなかったです。しかし、その後パンサラッサが中山記念を逃げ切ると、「まぁ名馬を生で見れたから良かったかな」と思うようになりました。激チョロです。

さて、この日はこれで終わり、ではありません。阪神でGⅠエリザベス女王杯がありました。これは席で観ていたのですが、直線でアカイイトが抜け出してきた時は大声出してしまいました。買おうかと思ってたけど、福島記念の反省から買わなかった馬だったのです。

「彼女と僕の赤い糸」とか言って一枚買ってりゃ良かった〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！！

とか言っていたら、実は２着に僕の本命ステラリアが入っていました。複勝500円を握っていたのですが、アカイイトが入ったおかげでステラリア複勝が6.5倍もつき、その日の負けを捲れたのでした。

余談ですが、この日以来、松山騎手が赤帽を被ったら馬券になるという神話が生まれました。ある程度の確からしさがありましたが、先日の落馬で入院中のようで心配です。

さらに余談ですが、エリザベス女王杯ではレイパパレが見事にぶっ飛びました。僕の友人がレース前日に送ってきたLINEのスクショで締めたいと思います。ありがとうございました。