・高校受験勉強のせいで書く暇無かった記事シリーズ第2弾
☆今回の概要2015年春、あの男が再び!愛媛県八幡浜市に上陸した我々の目的は実に多彩、そしてディープなものであった。一人は4つの駅巡りを目論見、もう一人は2つの防災無線収録を狙う。予讃線をフル活用した珍道中、どうぞご覧あれ。
※2015年の内容を2016年8月2日に執筆しました。
時間軸に注意。
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船旅の朝は早い。
早朝4時過ぎ、僕達は臼杵港に着いた。
橙色の街灯が暗闇の港を照らす。
乗船手続きを済ませる。
朝早くなのでトラックの運転手等が多いため、
身ひとつで乗るのは僕らと他にわずかしかいなかった。
4時45分、出港。
臼杵の街を背に、四国へ向けて船は進む。
この日、天気予報は芳しくなかった。
しかし、幸いにも豊後水道の朝の空は群青色に染まっていた。
黎明の雰囲気が漂う中、僕達は船内をあらかた探検し終え、
二等客室で空を眺めながら、日の出を待っていた。
日が昇った。四国上空に佇んでいるように見えた雲も
どうやら退散してくれたようだ。
日が昇ると、左手に佐田岬が見えてくる。
しばらくすると、八幡浜の街並みが見えてきた。
八幡浜に着くと、なんとも趣深いフェリー乗り場の建物があった。
朝日に照らされたそれは、一昔前の活気を思い起こさせる。
ド定番な名前のレストラン『マリン』に、
昭和チックな『八幡浜港』の赤い文字
雰囲気良し。
フェリー乗り場からJR八幡浜駅までおおよそ1km。
ローソンで食料を調達する。
駅員に発行してもらった。
いよいよ、あの下灘駅に行けるのだ。
胸が高鳴る。
さて、冒頭でも触れた通り、今回は2人旅だ。
相棒は、当ブログでお馴染みの防災無線オタク・福水クン(仮名)だ。
雑に説明すると、放送器具関係の愛好家である。
ふと隣を見ると、ほら早速。
しかし、本当によく晴れてくれた。
雲一つない青空、最高の旅日和だ。
少し早くホームにスタンバイしていた気動車に乗り込む。
列車は伊予大洲駅で進路を東に変え、予讃線の海周りルートを進む。
川を下ると、伊予灘を平行して走る。
目の前の道路は国道378号、
通称『夕やけこやけライン』だ。
車内放送が下灘駅の名を告げる。
…
最近もまた四国へ行ったようです…。